爆走★love boy
私の机の上に置かれたままになっている合成写真を手に取り、


「そうだね。君たちよりかはすごいかもね」


と、言う。



「そうなんっすかぁ? でもその写真の相手、どう見ても先輩じゃないっすよねぇ?


亜美ちゃん、満足できなくて浮気してるんじゃないっすか」



「でも大丈夫っすよ。


これからちゃんと俺らが相手しますから」



斎藤君がおかしそうに笑いながらそう言い、私の腕をつかむ。



「やっ……」



強引に立ち上がらされて、よろける。

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