爆走★love boy
片手で軽々と斎藤君の手をひねりながら、先輩は近くにいた他の生徒にケリをくらわせる。



呆然と立ち尽くしていただけの生徒は不意にけられて、教室の壁際まで吹っ飛んだ。



樹先輩は残った生徒たちを順番に見まわし、それからいつものさわやかな笑顔を見せた。



「龍ヶ崎の三年をナメてんじゃねぇぞ」
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