爆走★love boy
「別に、俺が裏バンだって隠してたワケじゃないんだ。


ただ、1年にバレたら亜美への扱いが変わるだろ?」



そう言われて、私は大きく頷いた。



いきなり敬語で、みんな私に気を使ってくれてるのがわかる。



「そういうの、好きじゃなさそうだったから」



そっか。



私のため、だったんだ……。



だまされたと感じていたけれど、それは間違いだたのかもしれない。



そもそも、好青年だと思い込ませて騙すつもりならナナミの彼氏を殴ったり、あんな近いコンビニでタムロしているハズがない。
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