爆走★love boy
雅紀君は、私を見て笑ったんだ――……。



「亜美?」



「……」



「亜美? どうした?」



「え……ううん。なんでもない……」




不安が体中を駆け巡り、それを振り払うように私は先輩の手を強く握りなおしたのだった――。
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