爆走★love boy
あ、誰か来る。



男たちが私の下着を下した瞬間、玄関の向こうから近付いてくる足音に敏感に反応する自分がいた。



カツンカツン。



と、皮靴の音。



男たちはそれに気がつかない。



私は首だけ少し動かして、部屋の茶色いドアを見つめた。
< 247 / 361 >

この作品をシェア

pagetop