爆走★love boy
先輩、本気だ。



暗がりの中見た、広場での出来事が思い出される。



これからなにか恐ろしいことが起きようとしている事だけは確実で、


自分の鼓動がどんどん早くなっていくことに気がついた。



「それは俺の女だ」



いつもの優しい先輩じゃない。



低く、ドスの利いた声が響く。
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