爆走★love boy
……雅紀君……。



そこに転がっているのは、間違いなく私の元彼である雅紀君だ――。



「雅紀クン!?」



一瞬、それが自分の声のような気がした。



でも違う。



驚いてかけよったのは男たちの方だった。



「そいつがお前らの切り札だったとか、笑わせんなよ?


そんな弱いやつがお前らのアタマなのか」

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