爆走★love boy
よわよわしい声じゃ、全然先輩には届かない。



先輩は、雅紀君の隣でしゃがみこんでいる男の頭を、強引に踏みつけた。



やだ……。



やだ……。



見たくないのに目を背けることができなくて。


「あぐっ」


と、頭を踏まれて横倒しになった男が低く呻く声に涙がにじむ。



「覚悟しろよテメェら」
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