爆走★love boy
「彼氏いるんなら、早く脱処女しといたほうがいいぞぉ?」



「や、やめてよそんな話」



カアアァっと自分でも信じられなくくらいに赤くなっているのがわかる。



だけどナナミはいたって真剣な表情で、私を見つめているんだ。



「だって、あのクラスに限らず男子たちがどれだけ飢えてるかわからないでしょ。


これから3年間、どうやってヴァージン守るつもり?」



そ、そんな事言われたって……。



ヴァージンの守り方なんて、まるっきし考えてなかった。



今日の出来事を思い出すと、ナナミの言っている事も正しいような気がしてくる。

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