爆走★love boy
キッパリと言い切る先輩。



そうかもしれない。



でも、私の知ってる雅紀君は話がわからない相手なんかじゃない。



ちゃんと向き合ってくれる人だった。



「だからって……ひどいよ。あんなにするなんて……」



昨日の現場を思い出すと、更に涙があふれてきた。



今の状態が悲しいのか、なんなのかわからなくなって、グチャグチャになって、涙ばかりが溢れ出す。
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