爆走★love boy
「ひっく……」



小さくしゃくりあげると、樹先輩の呆れたような溜息が聞こえてきた。



「おい、そいつを離せ」



「え……でも……」



「離せってんだろうが」



威嚇されて、中途半端な状態のまま斎藤君が渋々と私を解放してくれた。
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