爆走★love boy
「だからだ。俺はあえて自分がここのトップに立った。少しでも、まともな学校に戻すために」



それからたった半年で、樹先輩はそれをやってのけたんだ。


荒れている学生を更正させるなんて、しかも入学したての1年がそれをやり遂げるなんて……。


今更だけど、樹先輩は只者じゃないと、思い知らされている。


「でも、そんなのどうやって……」


斉藤君が、信じられない、という顔つきで樹先輩を見る。
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