爆走★love boy
「あぁ。親父たちからな」


樹先輩の言葉に、私とナナミは目を見交わせる。


先輩の家って、そんなに厳しいの?


「龍ヶ崎を受けんのだって、猛反対されたんだ。でも、俺はこの学校を1本で受けた」


龍ヶ崎1本で!?


「なんで、そんな事を……?」


「決まってんだろ。龍ヶ崎の連中が好き勝手して、街を荒らしてんのを黙って見てるのは性に合わねぇんだよ」
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