爆走★love boy
ずっと無言のままの私に、先輩が時々ふりかえってそう訪ねてくる。



「うん……大丈夫」



私は先輩の顔を見ず、まっすぐに前を見つめて頷いた。



「先輩、私……」



「なに?」



「私、たぶん先輩のことが好きです」



「……たぶんって」
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