爆走★love boy
一瞬、胸がズキリと痛んだ。



先輩の言うとおりだ。



いわば、都合のいい男性になってほしいと言っているようなものなんだ。



私は「はい」と、小さくうなづく。



先輩は――返事をしない。



さっきまでと同じように、無言で歩き続ける。



きっと、嫌われた――。

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