爆走★love boy
「まずは、あいつとの事をちゃんと終わらせてからだ。話は、それからちゃんと聞く」



先輩が、後ろでそう言った。



雅紀君とのことが終わってから――。



このままじゃ、前に進めないってことだ。




そう理解した私はほんの少し震える足で正門をくぐった――。
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