爆走★love boy
「好……きっ」


「……聞こえねぇよ」


「好きっ!」


先輩の制服をキュッとつかんで、恥ずかしさに耐える。


「それだけ?」


まだ意地悪く問い詰めてくる先輩に、私は涙目。


全部、言わせるつもりだ。


「ちゃんと……私と付き合ってください」


声が震えた。
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