爆走★love boy
「な、な、なに言ってるの!?」



「だって、結局どうなったのかなぁって……」



慌てる私たちを見て、楽しんでいる様子のナナミ。



「し、知らないわよ!」



顔を真っ赤にして、プイッとそっぽを向く私。



でも……。



ナナミが別の話題をしている最中、私と樹先輩はそっと目を見交わせた。




そして、背中の後ろでギュッと手を握り締めたのだった。





おしまい
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