爆走★love boy
学校から家までの距離は徒歩で10分ほど。



その間にはコンビニが一軒あってよく立ち寄って帰るのだけれど――「あれ?」今日はその前で立ちどまった。



ガラスの向こう側で漫画本を立ち読みしている人に、見おぼえがあったから。



「雅紀君……?」



そう呟き、ドクンッと心臓が熱く跳ねる。



どうしてここにいるの?



雅紀君の学校も、お昼で終わりだったの?

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