爆走★love boy
☆☆☆

それから数分後。



あれだけ待っていた雅紀君からの返信が届いた。



あっけなく、《うん》という2文字だけ。



最短メールの返信内容は、それ以上に短かった。



つまり、これが私と雅紀君の気持ちの差。



「……っ……ふぇ」



「よしよし、がんばったね。亜美」



きっと雅紀君は、今この瞬間にも、微笑んでいるだろう――。

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