爆走★love boy
お尻の骨を強打して、痛みで言葉が出ない。



ほんっと、最悪!!



くぅ~っと痛みに耐えていると、「長野さん、大丈夫!?」と、聞き覚えのある声が降ってきた。



「え……?」



滲んだ視界でその人を見上げると、昨日も同じようにぶつかった中羽先輩だったのだ。



「先輩っ!?」



私は目を丸くしてその人物を見つめる。
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