爆走★love boy
☆☆☆

聞きなれない音楽が耳元で聞こえる。



これ、誰の曲?



ガンガンうるさくて、一体何を歌っているのかも聞き取れない。


それは携帯の着うただったらしく、しばらく鳴ったあと、誰かのっ手によって止められた。



「ん……」



朝よりもずいぶんスッキリとした頭で目が覚める。



「おはよう、亜美」



「おはよう……。お母さん仕事行かなかったの?」



私を心配して休んでくれたのかな?



そう思いつつ、視界を巡らせる――と、そこにいたのはなんと中羽先輩だったのだ!
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