爆走★love boy
私は目をパチクリさせて制服姿の先輩を見つめて、それから「きゃぁっ!?」と思いっきりとびのいだ。


さっきの音楽は先輩の携帯の音だったみたいだ。



「なに、ビビッてんの?」



「な、なにって……」



クスクス笑う先輩に、私の心臓はドキドキ跳ねる。



なんでここにいるの?



その質問がどうやら顔に出ていたらしい、「今朝迎えに来たら体調悪いから学校休むって、亜美のお母さんに聞いたんだ」と、説明してくれた。



あぁ、なるほど。



って、納得してる場合じゃなくて!
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