爆走★love boy
「だから、なんでここにいるんですか?」



「彼女が風邪ひいて家に1人でいるんだから、一緒にいるのは普通だろ?」



キョトンとしてそう言う先輩に、私も同じくキョトンとしてしまう。



彼女……?



誰が、誰の?



昨日の出来事なんてすっかり忘れてしまっている私。



しばらく先輩の綺麗な鼻筋をジッと見つめていて――そして、思い出した!



「か、か、彼女って。あの告白、本気だったんですか?」



「え……? 本気じゃない告白ってあんの?」



キラキラと輝く無垢な瞳……。



あぁぁっ!!



私ってばなんてことを!!
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