ラブハンターに狙われて。
そんなあたしに聞こえてきた言葉は
「彼女は、私のフィアンセです。申し訳ないが、あなたと付き合う事はできません」
「えっ!?」あたしが、直紀のフィアンセ!?
驚いているあたしとは逆に落ち着いた表情の直紀。
「だから、あなたとお付き合いする事はできません」
ハッキリと直紀がそう言うと、彼女の表情が、ドンドン引きつっていくのを感じた
そして、バシャッ!と、直紀の顔にワインがかけられた。
「直紀!?」
彼女が持っていたワインを直紀にかけたのだった。
「もう…いいわ…あなたとは、さよならよ」
彼女は、そう言うと、あたしをキッと睨むと、背を向けて去っていった。