ラブハンターに狙われて。

唇を離して、トロンとした瞳で俺を見つめる奈津に耳元で囁いた。


「奈津…俺と、結婚してくれないか」


「えっ…?」




潤んだ瞳を大きくさせて、俺を見つめる奈津。


「もう一度しか言わないぞ。


俺と結婚してくれないか」



すると、今度は大粒の涙が、奈津の綺麗な瞳から零れ落ちた。




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