ラブハンターに狙われて。
奈津side

社長があたしを抱きしめて謝ってくれている。


どうしよう…凄く胸がキュンとする。

「社長ぅ…」


社長から体を少し離して見上げてみると

「許してくれるか?」


切ない瞳であたしを見つめながら囁いた。


あたしが、コクリと頷くと「ありがとう」と軽く触れるだけの優しいキスをした。



社長は、キスをしたあと、あたしの乱れた服を直すと立ち上がった。


すると、目の前に裸の社長の姿。


あたしは目のやり場に困り、すぐに顔を隠すと


「可愛いな」


と、あたしの髪をクシャっと撫でると、クローゼットから服を取り出して裸の体に身につけると


「リビングで待っている。落ち着いたらおいで」


優しい声を残して寝室を後にした。



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