ラブハンターに狙われて。

なら…このまま社長に抱かれてもよかったのかもしれない。って、今更思っても遅いよね?


服を整えて、リビングに向かうと珈琲のいい香りがしてきた。


ソファに座っている社長はあたしに気づくと


「ここに座って」


自分の隣に座るように手招きした。


ドキドキしながら隣に座ると


「はい。これでも飲んで落ち着くから」

目の前のテーブルに置いてある珈琲カップを手に取り渡してくれた。



「ありがとう…ございます」


珈琲カップを受け取り、一口飲むと甘めの珈琲が口の中に広がり。ちょっとだけ緊張がほぐれた。


「奈津には、甘めの珈琲があうと思って。どう?味は」


「美味しいです」


ホント美味しい。


< 66 / 146 >

この作品をシェア

pagetop