ラブハンターに狙われて。

いつの間にか、一糸纏わぬ姿で、絡み合う舌と手と指で…互いに抱き合うあたし達…。


「奈津…好きだよ…」



耳元で甘い吐息交じりで囁かれた瞬間

「あっ…ん…」


体の奥に強烈な痛みを感じて身をよじった…。


真っ白になった頭の中。荒い息づかいにシーツをギュッと握り締めた。


「大丈夫か?」



程なくして聞こえてきた社長の声に



「はい」



と答えたけど…全然…大丈夫じゃないよ。


だって…こんなにも熱くて


そして…あなたに…もう一度抱かれたいって思ってしまうんだから…。




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