ラブハンターに狙われて。
直紀side


俺の腕の中で、小さな寝息を立てて眠る奈津。


柔らかくて綺麗な髪にソッと触れて指にクルクルと絡ませる。



「うぅ…ん。。。ハンバーグ…」



“ ハンバーグ”?

今の、寝言だよな…?もしかして、腹が減っているのか?


そういえば、何も食べてなかったからな…。

喉も渇いてきたし…水でも飲みに行こうと


寝ている奈津を起こさないように、静かに奈津の体から離れようとしたら




「しゃ…ちょう…すき…」


ビクッと体を強ばらせて、奈津の顔を覗いてみると



スースーと、眠ったまま。



可愛いな…。


奈津を抱いて、奈津への愛おしい想いが、また更に溢れてきた。




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