Parting tears
そして和哉と付き合って一年目を迎えた。和哉は私にお揃いの指輪をくれたのだった。
「結麻、この指輪付けて欲しい。まだバイトだし、将来のことなんてハッキリ見えないけど、ずっと一緒にいてほしいから」
和哉はそう云って私の左手の薬指に指輪を嵌めてくれた。それは銀色の指輪で、キラキラしてとても綺麗だった。
そして私達はレンタカーで、始めて出逢った時のように海へ行った。その時の話しを懐かしそうに話す和哉は本当に嬉しそうだった。
「俺さ、結麻がトイレ行くって行った時、二人になりたくて俺もトイレに行くことにしたんだよね」
「え~そうだったの? どうりで私が出てきた時にもう外にいたわけだ」
「まあね。トイレに入ってすぐ外に出たから。でも二人きりになって緊張したなぁ」
「私も緊張したんだよ。懐かしいね」
そんなふうに一年はあっという間だった。
「結麻、この指輪付けて欲しい。まだバイトだし、将来のことなんてハッキリ見えないけど、ずっと一緒にいてほしいから」
和哉はそう云って私の左手の薬指に指輪を嵌めてくれた。それは銀色の指輪で、キラキラしてとても綺麗だった。
そして私達はレンタカーで、始めて出逢った時のように海へ行った。その時の話しを懐かしそうに話す和哉は本当に嬉しそうだった。
「俺さ、結麻がトイレ行くって行った時、二人になりたくて俺もトイレに行くことにしたんだよね」
「え~そうだったの? どうりで私が出てきた時にもう外にいたわけだ」
「まあね。トイレに入ってすぐ外に出たから。でも二人きりになって緊張したなぁ」
「私も緊張したんだよ。懐かしいね」
そんなふうに一年はあっという間だった。