空の大切なもの
俺は、おばさんのさっきの言葉を思い出した。


自分の誕生日なんか忘れていた俺にプレゼントを買いに行こうとしてくれた優しいミナ…


「俺は何もいらない!!プレゼントなんていらない!!ただ……ただ、みんなと一緒にいられればよかった!!それだけで幸せだったのにっ……」



俺は、声が枯れるまで夜空に向かって泣き叫んでいた。
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