空の大切なもの
校舎から出て来たのは、シン,武岡 伸だった。

シンとは中一のとき同じクラスで仲良くなった。

周りのことによく気がつくやつだ。



「シンも一緒に帰ろうぜ」


「おぅ。」


「シン~、聞いてくれよ。ソラのやつ帰ってから勉強するって言うんだぜ。どっか寄って帰ろうと思ってたのに~」


「うわっ。」


「うわっとか言うなよ!お前ら、テスト勉強しないのか?」


「俺、前日に頑張るからい~。」


「シンは?」


「まぁ、そのうち。」


「シンって眼鏡なのに成績悪いよな~」


「黙れ。眼鏡関係ねぇだろ。」


シンは、頭いいのに勉強しないから成績が悪い。
勿体無ぇ。
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