空の大切なもの
「ソラ、こっちおいで」


俺は居間に案内され部屋の真ん中にあるテーブルに3人に囲まれるように座った。


「よしっ!じゃぁ、自己紹介からしようか。俺は、さっきも言ったけど中本 健仁ってんだ。歳は、26。まぁ、この家の大黒柱みたいなもんだ。んで、この人は寺田 亜沙子さん。この子は、寺田 雛菊っていって小学六年生だ。」



(ミナと同い年……あれ?)



「あの、家族じゃないんですか?名字が………」

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