桜缶

「あの...「はい、手紙...」」


あの日みたいに声が重なった私たち。


彼からの手紙を読んでいると、


懐かしい、春の匂いがした...。




はらはらと、桜の花びらが舞い降りてくる。


「あっ...。」


淡いピンクの桜の花が、貴方の肩に乗った。
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