薔薇
「こらァ!!!!廣介!
遅刻するなって言っただろ!!」
「ゴメン!先生。
次は気をつける」
鬼のような形相の先生に、怖じ気付く事なく、
微笑む男の子。
「松原 廣介。
私2年の時同じクラスだったよ。」
松原を見つめっぱなしの私に気を使って亜由美ちゃんが教えてくれた。
でも、私は彼の事を1年の時から知っていた。
友達の紗知が
松原の事を好きだったため、
紗知の会話には必ず出てきていた。
松原の事は色々知っていたけど、
本人にこんな間近で会うのは初めてだった。
―背高いな--顔も良いし。
あ、でも女好きそう・・――
―これが私の松原への
第一印象だった―
遅刻するなって言っただろ!!」
「ゴメン!先生。
次は気をつける」
鬼のような形相の先生に、怖じ気付く事なく、
微笑む男の子。
「松原 廣介。
私2年の時同じクラスだったよ。」
松原を見つめっぱなしの私に気を使って亜由美ちゃんが教えてくれた。
でも、私は彼の事を1年の時から知っていた。
友達の紗知が
松原の事を好きだったため、
紗知の会話には必ず出てきていた。
松原の事は色々知っていたけど、
本人にこんな間近で会うのは初めてだった。
―背高いな--顔も良いし。
あ、でも女好きそう・・――
―これが私の松原への
第一印象だった―