あなたに会えた喜び
ガラガラっ!
「ほーら!席に着いて!」
そういって現れたのは、あたしのクラスの担任の女の福田先生。
あたしはこの福田先生にすんごく目をつけられている!!
もちろん!あたしはこの先生のことが大っ嫌い!!
だから福田先生のことは、いつも影で”福田”って読んでるの。
「じゃあ、これから前から言っていたテストをするわよぉー。くれぐれも、カンニングはしないように!」
福田はそう言ってテスト用紙を配り始めた。
(美央まだ寝てるかな?)
そう思ってあたしはチラッと後ろの方にいる美央をみたときだった。
「吉村礼!どこ見てるんですか!?」
という、福田の怒った大きい声がこの部屋中に響いた。
その怒鳴られている相手はあたしだ。
「あなたのことを言ってるんですよ!吉村さん!テストが終わったら教務室に来てくださいね!」
(はぁっ!?)
ってあたしは思ったけどココはしかたがなく
「はぁーい」
っといやそうな声で返事をした。
美央は福田の大きな声で目を覚ましていた。