あなたに会えた喜び
あたしの顔はもちろん真っ赤か。
優介君はというと…笑顔…。
あたしはあんまり人目につかない公園に行った。
(何から話せばいいんだろう…)
そう思ってたときだった。
「礼…。」
「はっ!はいっ!!」
グイっ。
…!?
名前を呼ばれ返事をしたとたん、急に腕を引っ張れて抱き寄せられた。
「ゆっ…ゆうす…けくん…?」
いきなりのことであたしは口が回らない。
「俺さ、さっき電話で礼の気持ち知ったときスゲー嬉しかったんだ。そんで改めてわかった。」
「何が…?」
「俺、礼のことが好きだ。」