あなたに会えた喜び

「ヨシぃ~♪優介君とはどうなったの?」

そう、休み時間に聞いてきた美央。


ドキッ。


(そうか、美央には言って無いんだった…。)


「あのね…実は優介君と付き合うことになったの♪」


「ほんとに!?良かったじゃん♪優介君最初っからヨシのこと狙ってたもんね…♪」


「えっ!?そうなの!?」


(そんなの全然気づかなかった…)


「いつもはね~もうちょっとクールかな♪」


「うそぉ!?あの優介君が!?」


「でしょ!?あたしもヨシと話してる優介君見たらビックリしたよ!」


「信じられない…」


「いやぁ~男ってのは、好きな子の前だと変わるねぇ♪」


「・・・。」


「プッ♪真っ赤だよ♪」


「美央のバカっ…」


「ヨシ可愛いぃ~♪」





そんなこんなをしている間に授業の始まりのチャイムが鳴った。






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