大好きな君にエールを
俺は思わず、麻帆を2度見してしまった。麻帆は口を『へ』の字にしながら照れていた。
「それは、嬉しいってとらえていいの?」
「……ご飯食べたい」
おいおい麻帆さん……今の答えになってないっスよ?でも……腹が減ってるのか、さっきから腹押さえてるし飯食いに行くか。
「よしっ、どこ行くか?」
「田中ラーメン屋っ♪」
……どきっ。俺の胸は高鳴った。目の前には麻帆の嬉しそうな顔。しばらく見ない間に……また一段と可愛くなりやがって。
「じゃぁ田中ラーメン屋行くか」
そして、数十メートル先の田中ラーメン屋に向かった俺たち。