大好きな君にエールを
シゲさんは2年生で、チームのムードメーカー的存在。
3年生からも1年生からも2年生の同輩からも慕われているシゲさん。
誰に対しても平等で壁を作らない彼は、みんなにとって必要な存在だ。
そんなシゲさんに、俺は本当に憧れている。
俺もあんなに外見だけじゃなくて、中身もカッコいい人間になりたい。
「俺も康也に負けねぇからな!あっ、シゲさーん!」
そう言ってシゲさんの元へ向かった野田。あいつら……俺のシゲさんを!
俺は猛ダッシュで野田を追いかけた。