大好きな君にエールを
少しでも疑ってごめんな、麻帆。
「でも…原因が全くわからない」
友達と何かあった?でもそれなら相談してくれても良さそうだし…
「なぁ永ま…」
「荒嶋急ぐぞ。寮のおばちゃんが呼んでる」
永松の言葉を聞き、慌てて時間を確認した。なんと…夕食の時間だった。
俺達は冗談混じりのおばちゃんに背中をバシバシ叩かれながら説教を受けた。
おかげで麻帆のことを考える時間も取られ、虚しく夕食を食べたのであった。
でも夜になったら自由タイム。俺は出来るだけフル回転で麻帆のことを考えたけど…ちっともわからなかった。
…なんて情けねぇ彼氏だろ。