大好きな君にエールを
それから4人で他愛ない話をたくさんした。
俺と麻帆の中学時代の話や、シゲさんや実貴さんの話。2人とも懐かしそうに振り返っていた。
そして麻帆は、シゲさんにやっぱり俺のことを質問攻めしていた。
「ズバリ!荒ちゃんは高校でモテてますか!?」
「2・3回告白されてるのは見たなー。まぁ、みんなキャーキャー騒いでるなっ」
「騒いでませんっ。それにモテてないですから…」
俺がキャーキャー言われるわけがない。まぁぶっちゃけた話、2回は告白されたことあるけど。
でも2人とも本当に好きだったのは永松だとか聞いた。だから俺はいいように利用されかけたわけ。
「荒ちゃんにはどんな女性が近づいていますかっ!?」
「確か、巨乳ですっごいスタイル抜群で…」
「シゲさぁん、そんな奴俺の周りにはいませんっ!!」