大好きな君にエールを





その後のあたしとは…想像にお任せします。


「身体中が…い…痛い…」


お風呂から上がったあたしは、即行で敷いてあったふとんへダイブした。


「お疲れ、麻帆っ」


ひーちゃんは、明日のオープンキャンパスで着る洋服選びをしていた。…幸せだね、ひーちゃんは。藍は布団でゴロゴロ。


「みんなー、はいコレ!」


少ししてからおばさんがかき氷を持ってきた。あたし達3人は飛び付いた。


「それにしても麻帆ちゃん、よくあのスパルタに1日耐えたねっ」


「あ…はは。身体中は筋肉痛ですけど」


「あの根性なら残りの2日も大丈夫そうねっ」


あたしは、おばさんの不敵な笑みにぞくっとしてしまった。


「それにしても、みんなは観に行かないの?」


「…?何をですか?」


ひーちゃんが首を傾げた。



「そりゃぁ、この季節っていったらアレしかないわよっ!みんなが燃える…甲子園よ!」







< 462 / 526 >

この作品をシェア

pagetop