大好きな君にエールを
「とにかく、これからの大会での活躍、楽しみにしているからな、倉橋っ」
肩をポンッと叩かれ、監督との会話は終わった。……ってことは、これからの試合で起用される可能性が高いってことだよね?
「……よっしゃっ」
あたしは小さくガッツポーズをして喜び、再び練習に戻った。
────……
「はい、みんなここに集合!」
キャプテンの号令に素早く行動する部員達。
「この4日間の合宿ももう終わりです。この合宿で、1年は基礎からしっかり学べたと思うし、2年は自分達の欠点を改めることが出来たと思う。今後の練習や大会等に、この4日間の合宿の成果を存分に発揮するように!」
『はいっ!』