我が道をゆく!!



「ねぇ、斉藤さんは、俺を男と思う?」

「え?」


「俺と仲が良いのは、男として見てないからじゃない?」



………ま、まぁ確かに。

思わず頷きかける。


「男として俺を見たら、斉藤さんは俺を嫌いになるのかな?」



ほら、ぴりぴり言ってる……



「や、その……」





俯くあたしの肩に手を置いて、両手であたしの首を支える馬野君。



その瞬間、あたしの肩は飛び跳ねた。




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