我が道をゆく!!
「そういや、来年の夏休み。お前らも一緒に海外遠征らしいぞ」
「本当ですか?!」
「なんだよ、嬉しそうに」
「いや、また先輩のダンク見たいな~、なんて…」
そういうと、嬉しそうに顔を上げた先輩。
でもすぐにため息をついた。
「お前、俺に留年してもらいたいわけ?」
あ………
そうだ。
先輩は来年のインターハイで、バスケとはさよならなんだ……
「すみません……」
「ま、いいけど。浅葱に頼まれたら、いつでも何処でもそんなんやったるしな」
さらっと言ってくれますね。
あたしの胸の音なんか知らずに…