我が道をゆく!!
「じゃあ、今年の夏休み合宿の時にでも、見せてください」
「まかせろ。」
目の前でニッと笑う先輩は、少し子供っぽくて、でもやっぱり、先輩らしかった。
「なんか結局最後まで送ってもらって、すみませんでした」
「どーせ言うならお礼にしろよ」
「あ、ありがとうございました」
よろしい、よろしいと言いながらあたしの頭をポンポンと叩く。
「じゃあな。気をつけろよ」
「ぷ、気をつけるって言ってもあと玄関まで数メートルなんですけど!」
「あ。まぁ、な」
「先輩も、帰り道。倒れないでくださいね?」
「お、おぅ」