我が道をゆく!!
止まっているあたしの腕を持ち上げながら、先輩がこちらを向いた。
「トキワ、ト、アサギ、ツキアッテル?」
すとんとしゃがんで、あたし達と目の高さを合わせるビッケ君。
そんなきれいな蒼い目で見られたら、どんな人でもきっと、ドキドキするよ…
「つ、付き合ってないよ」
「そのうち付き合うけどな」
「先輩!!」
「ナラ、イマ、イウ。アサギ、スキニナッタ。」
間髪入れずに言われて、あたしは今、ものすごく間抜けな顔をしてるにちがいない……