我が道をゆく!!
「かわいいこと言ってくれるじゃない」
「母さんっ、聞いてたの?」
「あ!もしかして浅葱ちゃん?」
「はい。そうです」
馬野君の質問をスルーして、あたしの方へ向かってくる、美人。
なんであたしがドキドキすんのっ!
「じゃあ、ソファの彼が彼氏さんね!」
か、か、彼氏?!
「はい、そうです。」
ん?今、先輩の声が聞こえたような…?
「何、勝手にあたしの彼氏になってるんですか!」
「勝手じゃないだろ、いずれなるんだから」
「そんなのわかんないじゃないですか!今のところはあり得ません!」
「じゃあ、今じゃなければあり得るんだろ?」
あー!!また始まった!